[祈りの場所で]沖縄戦を体感する

沖縄本島最南端に近い東側、はるかに続く太平洋に面した場所に位置する平和祈念公園。民間人を巻き込んだ、激しくむごい沖縄の地上戦の「終焉の地」と呼ばれる摩文仁(まぶに)の丘を南に望む、約40ヘクタールの広大な場所です。園内奥のほう、東側からは険しく美しい崖状の糸満の海岸線が一望できます。 よく手入れされた芝生と沖縄の木々が植えられた園内は、平和ゾーン、平和式典ゾーン、霊域ゾーン、園路広場ゾーンに分かれています。中でも観光で訪れる人々がもっとも足を運ぶのが「平和祈念堂」と「沖縄県平和資料祈念館」がある平和ゾーン。言葉に尽くしがたいほど辛い戦争の記憶をしっかり形に残そうという意志と、心から平和を祈る思いが、この場所には満ちています。訪れたなら、ぜひ時間に余裕を持って、資料館の展示資料や平和の礎(いしじ)と向き合ってみてください。失われた命を悼む想いと、平和を祈り、願う心を体感できると思います。

スマートな楽しみ方

料金

  • ふつうに楽しむ

    平均 0円
  • +αで楽しむ!

    平均 300円
平和祈念資料館は2階の常設展示室のみが有料エリア。この常設展示室は、第1展示室から第5展示室まであり、沖縄戦に関する膨大な資料が見やすく、わかりやすく展示されています。最初の展示室では琉球・沖縄の歴史と、なぜ戦争が起こっていったのかを日本や世界の情勢を加えながら詳しく解説。順を追って、住民から見た沖縄戦の悲惨な実状が映像や証言などさまざまな形で展示されています。沖縄戦の歴史を学ぶには最適の場所です。

コース

  • ふつうに楽しむ

    平均 1 時間
  • +αで楽しむ!

    平均 1 時間 30
広大な園内は全体をまわるだけでも約1時間ですが、せっかく訪れたなら、平和の広場、平和の礎をゆっくりと散策してください。平和の礎は、国籍や軍人・民間人の区別なく沖縄戦などで亡くなられたすべての人々の氏名を刻んだ記念碑です。2014年6月現在、24万1281名の氏名が刻まれています。碑は平和の広場を中心に波のように並び、芸術性のある空間になっています。広場から望む太平洋とコントラストをなす風景は強く心に残るはず。

よりスマートに楽しむ

  • オオゴマダラが舞う、清ら蝶園

    公園内、エントランス広場から、北側に階段を上ったところにある、白い塔のような建物が沖縄平和祈念堂(参観料450円)です。1978年に開堂し、堂内に安置されている高さ12メートルの平和祈念像は平和のシンボルになっていて、堂内には美術館もあり、平和をテーマにしたさまざまな絵画も展示されています。また、堂内を抜けて順路を行くと「清(ちゅ)ら蝶園」と呼ばれる、国内最大の蝶・オオゴマダラの飼育蝶園があり、温室の中では数えきれないほどの白黒柄の蝶が優雅に舞っていて、オオゴマダラの金色に輝くサナギの姿を見ることもできます。蝶は亡くなった人の魂が宿るとも言われる生き物。ひらひらと舞うその姿を見ていると時間を忘れてしまいそうです。

    平和祈念資料館5階展望塔の大パノラマ

    平和祈念資料館はエレベーターで上がると、最上階である5階の展望室に行くことができます(展望室は無料)。園内全体を見渡すことができる展望室からは、青く広がる太平洋を背景にした一大パノラマが広がっています。そして、この展望室内には世界地図があり、展望室の窓の下には360度それぞれの方向にアジアや南洋諸島、世界各国の地名と沖縄からその場所までの距離が記されています。つまり、世界の中での沖縄の位置と距離感が体感できるようになっているんです。常設展示室で沖縄の歴史と戦争の歩みを知ってから、ここに訪れると、戦場になった沖縄が「太平洋の要石」と呼ばれる位置にあることを実感できるのです。

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